おはようございます。
四ツ谷接骨院の藤本です。
本日は、当院の患者様で最も多い
野球肘についてお話させていただきます。
昨日も休日明けということで
30名以上の野球選手が来院されました。
6名新規患者様で8割は野球肘の患者様です。
なぜ、こんなに肘を痛めるのか?ということはさておき
肘を痛めてくる患者様のほとんどが小学生。
小学生の野球肘の多くは
軟骨の剥離骨折です。
本日は、患者様の了解を得て
肘を痛めて来院した小学生のエコー画像を載せて、説明していきます。
画像は肘の内側の内側上顆部というところに
フォーカスを当て、撮影したエコー画像。
左側は投球側。右側は非投球側。
左側の山が二つに分かれているのがわかると思います。
左右で比較すると一目瞭然だと思います。
これが肘の剥離骨折です。
患部を診た時に、外見上の変形はないですが
少し膨らんでいたり、骨折ですので画像でみると変形をしています。
これをきちんと治さないと
大人になった時には、変形した肘になってしまいます。
変形した肘になってしまうと
高校野球以上で野球をやる際には
何度も肘を痛めたり、肘の曲げ伸ばしに不自由が生じ
思ったようにボールが投げれない場合もあります。
この選手の場合、きちんと治療ができましたので
初診時
1年後
1年半後
というように骨はきちんと治ってきています。
もちろん痛みがなくなった時点で投球は再開をしていますので
実質投球制限をした期間は1ヶ月程度でありました。
きちんと経過観察をしていけば
一度痛めても今まで再発はありません。
しかも今では、下級生ながらピッチャーをやっているそうです!!!
逆に一度痛めて、きちんと治療・経過観察をしないと
何度も痛める肘になってしまいますし
大人になった時に後遺症として残る場合もあります。
昨日も新規患者様にご説明しましたが、
野球肘は小学生の時の対処が一番大切!!
そこを曖昧にすると野球や肘を多く使うスポーツで
支障が出てきます。
今の痛みをとる
未来の肘痛を防ぐ
この二つを私たちは、目標とし
毎日の診療をさせていただいております。