おはようございます。
四ツ谷接骨院の藤本です。
本日は、意外と危険な筋打撲についてご説明していきます。
野球選手のデッドボール
サッカー選手のモモカン
などスポーツをしていれば、道具や相手の身体と接触し、
いわゆる「打撲」することも多いのではないでしょうか?
たかが打撲、されど打撲!!
打撲の処置を間違えると、まれに恐ろしい後遺症に悩まさせることがあります。
外傷性骨化性筋炎
外傷性骨化性筋炎とは、筋肉が骨化してしまう恐ろしい現象です。
打撲により体内で大量に出血し、血腫(血の塊)となる。
これが吸収されずに、骨化してしまうことがあります。
上腕(二の腕)や大腿(太もも)に発生しやすい特徴があるため
注意が必要です。
今週も何名か打撲により患者様が来院されましたので
簡単に症例報告させていただきます。
太ももの内側部の筋打撲です。
やや腫脹(腫れること)がみられ、圧痛(圧迫して痛む)が強いですが、
歩行は問題ありません。
私はトレーナー時代、デッドボールが左上腕部に当たり
直後は痛くなく、プレーを続行。
3日後くらいから症状が悪化し、
1週間後には、左肩から指先までパンパンに腫れ上がってしまった
野球選手を見たことがあります。
結局、この選手は3週間野球ができませんでした。
この教訓から、筋打撲は症状や触診だけでは分からない!!
筋肉の状態を見れるエコーで体内を観察すること!!
を接骨院開院以来、実践しております。
さらにきちんと処置し、経過観察(1週間は通院してもらう)ことを
患者様にはお願いしています。
この患者様は、今のところ血腫は観察されずひと安心。
ただ、次の日に試合があるということで
外傷性骨化性筋炎の危険性を説明・考慮した上で試合出場を許可!!
きっちり治療・テーピングをして送り出しました。
今後は経過観察をしていきます。
当院では、接骨院では数少ないエコー観察装置をいち早く導入し、
スポーツ外傷・スピーツ障害に的確な判断をして、最善な処置や治療ができるよう
努力しております。
人は目のからの情報が80%。
いくら手の感覚が鋭くても、視覚には勝てません。
目を閉じて、何を食べたか判断するのは
美食家でも容易ではないと聞いたことがあります。
感覚だけに頼るのではなく、目で見て手の感覚と擦り合せる!!
これが、近代接骨院の目指す姿だと思います。
なかなか取れない痛み!!
レントゲン上異常はない!!と言われたけど痛い!!
そういった方はエコー観察で何か発見できるかもしれません。
当院ではメールにて無料相談を随時承っておりますので、
まずはご相談ください!!