こんにちは。
四ツ谷治療院 高橋です。
朝晩も涼しく過ごしやすくなってきましたね。
体温調整も気を付けていきましょう。
不妊治療での排卵誘発剤の使用で、
採卵後に卵巣が腫れているという経験がある方が多いと思います。
卵巣は女性だけがもっている大切な臓器です。
この卵巣のおかげで女性ホルモンが分泌されて体内環境が整えられ、
排卵、妊娠できるようになります。
今回は、卵巣の腫れについてご紹介します。
卵巣は、子宮の両側にある2~3cmほどの、アーモンドのような形をした臓器です。
また、卵巣は腹部の奥にあって自覚症状が出にくく、
多少の腫れでは症状が現れません。
生理的な腫れの一つに、排卵のために卵巣内が成熟し、
その影響で少し卵巣が腫れることもありますが、
この場合は自然に腫れは引いていくので心配はありません。
特に生理前の排卵時期や治療による
排卵誘発剤を使って排卵を促したときに生じやすいといわれます。
卵子が卵巣から飛び出す際には卵巣に傷がつき、
出血と痛みを伴う場合があるため、人によっては、
下腹部痛で異変に気づくこともあるようです。
排卵による卵巣の腫れであれば妊娠への影響はなく、
ストレスでの腫れもほぼ影響ないといえますが
卵巣に腫瘍ができ、卵巣摘出を行った際にはもちろん妊娠に影響が出てしまいます。
その場合は、病院で診てもらう必要があります。
採卵は普通ではない数の卵胞を育て、採取します。
不安にもなりますが、まずはゆっくり身体を休めてあげましょう。