こんにちは。
四ツ谷接骨院の藤本です。
先ほどは11時半に
野球肘の原因について少し厳しい内容を配信させていただきました。
読んでくださった方はご配慮のほどよろしくお願いします。
本日は、重度の野球肘になってしまった少年野球選手の治療にあたり
私の感じていることや経験したことを踏まえて、症状や発症・診断後の選手やご家族の苦悩について
お話したいと思います。
私の感じている離断性骨軟骨炎の厄介なところ
症状が出ない(痛みがない)
病期が進行すると手術になり、手術しても元には戻らない
発症が小学5〜6年生(理解に乏しいので親子さん・指導者さんのサポートが必要)
野球選手にとっての投球制限は
「野球をするな」と言っているのと同じこと!!
バッティングや走塁や守備練習を行うことも野球ですが
やはり投げれないというのは
野球選手には選手生命に関わる一大事です。
まず、初期または病期が進行しても
治療により2〜3ヶ月で痛みが軽減し、痛みなく投げられる状態にはなります。
ですが、投げると高確率で悪化するため
痛みがない中で投球制限を続けることになります。
その期間は少なくても半年以上。。。
この期間が選手や親子さん、指導者さんには非常に辛い期間になり、
指示を無視してやり始めたり、隠れて投げていたということもしばしばあります。
この投球制限を理解させることに非常に難渋するのが現実です。
投球制限を無視して
投げ続けた結果、待っているのは関節の破綻です。
進行した離断生骨軟骨炎は
腫れ・痛み・関節可動域制限を主体として
日常生活でも 不自由をきたし、投げることなんかとんでもない!!
そんな身体に中学生や高校生でなってしまいます。
医師に言わせると
そうなってからでは、どんなに良い手術をしても
元には戻らないということだそうです。
さらに言えば、この病気を理解していない
医療関係者や指導者の方も非常に多く、
症状がなければ投げて良いと言って
投球を勝手に許可をしてしまい、悪化し
当院へ受診する選手もいます。
そのような選手は、ほとんど病期を進行してしまっているので
長期に投球制限、もしくは手術となってしまっています。
とにかく離断生骨軟骨炎の病態を理解してくれる方を増やすため
当院としては、このような SNSやグランド訪問、セミナーを続けてやっております。
明日は、離断性骨軟骨炎(野球肘)の対処法について
お話したいと思います。
野球選手を持つ親御さんで
お子さんの肘が心配な方は無料相談もございますので
是非ともご活用してください↓