おはようございます。
四ツ谷接骨院の藤本です。
本日は、野球肘予防法その2
と題しましてお話させていただきたいと思います。
痛みの出ない初期の離断性骨軟骨炎をどのように
悪化しないように予防するのか?
一つは肘の可動域制限を見つけるためのセルフチェックでした。
昨日のブログをお読みでない方はこちらをどうぞ↓
http://yotsuya89.com/archives/4673
今回お話するのは
セルフチェックよりも確実に予防する方法です。
野球肘予防のエコー観察法
当院では、野球選手の肘の痛みには
ほぼ100%でエコーにて肘の観察を行なっています。
エコー観察装置は、高価のわりに接骨院での料金点数がとれないため
接骨院ではなかなか導入できない代物で東三河の接骨院で
数百件のうち数件しかありません。
ですが、当院では野球肘を予防する必須アイテムとして
開院当初から導入させていただいております。
痛みのない・可動域制限も出ていない・超初期の離断性骨軟骨炎の
エコー画像をお見せします。
<初診時>
初めてエコー画像を見る方でもお分かりになると思います。
左側の白い線が右側よりも病的で崩れているのがお分かりなりますか?
右側の方が正常なのでよりクリアな半円なのが分かります。
そうです。
エコー観察さえすれば、それほど離断性骨軟骨炎を発見することは
難しくありません。
よってエコー観察するか否かの問題です。
しかも初期の野球肘はおおよそ
小学5から6年生に頻発している特徴を考えると
最低でも2年、長くても3年の定期観察をすれば
確実に離断性骨軟骨炎を悪化することを防ぐことができます。
よって不必要な手術をしなくて良いですし、後遺症を残すことなく
心置きなくボールを投げることができます。
ちなみにこの選手の2ヶ月後の画像です。
初診時よりもさらに悪化しているのが分かりますか?
この選手は、投球制限したにもかかわらずこの時点で悪化しております。
これを診たときに、発見できず投球許可をしていたらと思うと
恐ろしくてなりません。
この選手を気に当院ではより詳細なエコー観察を行うようになりました。
しかしながら残念なことに、検査機器の整わないこの東三河で
初期にて発見されることは幸運。
大概見つかるのは、悪化した中期以降。
中期になると手術50%と言われています。(初期は10%以下)
(整形外科医師のお言葉です)
当院では全力を持って、豊川市内の少年野球選手の肘を守る
悪化した野球肘を作らないことを目標にしております。
試合に少ない野球のオフシーズンに
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