こんにちは。
四ッ谷治療院 高橋です。
四ッ谷治療院では、思春期外来を行っております。
当院の思春期外来で多い悩みが、生理痛や生理前の不調、生理不順というものです。
そもそも生理痛はなぜ起こるのか…。
思春期の生理痛の原因には、大きく分けて6個といわれています。
今日は、まず3つをお話させていただきますね。
(1)プロスタグランジンの過剰分泌
プロスタグランジンは、女性にとってとても大切なホルモンの1つです。
子宮を収縮させ、不要になった粘膜(子宮内膜)を血液とともに体外へスムーズに押し出す働きがあります。
(=月経)
プロスタグランジンが過剰に分泌されると子宮が強く収縮されるため、
キリキリとした下腹部痛などの生理痛の要因となります。
(2)子宮口の未発達
まだ子宮が十分に発達していない成長段階の女性は、経血の出口となる子宮口の周辺も硬くて狭いです。
そのため、自然とプロスタグランジンが過剰に分泌されることになります。
※(1)に繋がっていきますね。
ですが、子宮が成熟するとともに痛みは和らいでくることが多いです。
ちなみに、一度妊娠や出産を経験していたり、30代以降になって生理痛が落ち着いてくる方が多いのは
子宮が成熟して子宮口が広がりやすくなっているからです。
(3)器質的な問題(病気)がある
子宮内膜症や子宮筋腫など、何らか器質的疾患があるために生理痛が強まっている場合もあります。
これらの疾患は生理痛とよく似た痛みであり、
発症も進行もなかなか気づきにくいといわれます。
若いから関係ない、
のではなく、このような原因も考えられるということは知っておいていただきたですね。
次回、残りの3つをご紹介していと思います。
こちらの方が身近な問題になってくるので、しっかりチェックしていただきたです。