おはようございます。
四ツ谷接骨院の藤田です。
今年も残り1ヶ月を切り、皆様慌ただしい毎日を過ごされていることと思います。
師走の1ヶ月間は1年のなかで特に交通事故の多い月です。
前職が自動車の教習官だった私にとっては
非常に心の痛む季節です。
実際に交通事故のお怪我で来院される患者様、お問い合わせが
少しずつ増えてきております。
気をつけてハンドルを握るようにしてください。
今回は交通事故の統計から考えられることについてお話します。
交通事故の発生状況から 警察庁の「平成28年における交通事故の発生状況」
というデータの中に「道路形状別の状況」という項目があります。
これはどういった形の道路で事故が起こっているのかを表したデータです。
そのデータによると、交通事故全体の54.6%が交差点とその付近で起こっています。
次いで、まっすぐな道(一般単路)が37%、
カーブや曲がり角が2.8%、
その他の場所が4.6%という結果になっています。
以上のデータからすると最も交通事故の多いところは交差点とその付近ということになりますね。
つまり交差点を通る時には注意が必要です。
他に先ほどのデータから読み取れるものはないでしょうか?
データから推測する では、なぜカーブや曲がり角よりも一般単路の方が事故が多いのでしょうか?
普通に考えれば、カーブや曲がり角よりもただのまっすぐな道のほうが事故は起こりにくいはずです。
ではなぜデータでは逆の結果になるのか?
ここからは私個人の仮説です。
カーブとまっすぐな道を比べて走るのが難しいのはどちらでしょうか?
カーブですよね。
つまり、ドライバーはカーブや曲がり角を通過する時はまっすぐな道よりも慎重になって運転しています。
それに加えて「速度を落として」通過していると思います。
この「慎重に運転すること」と「速度を落とすこと」が
カーブや曲がり角での事故が少ない理由だと考えられます。
逆にいうとまっすぐな道では運転者は油断をして速度を落とさずに運転しているとも言えます。
つまり一本道でもドライバーが速度を抑えて慎重な運転を心がければ、
かなりの事故を防ぐことができると考えられます。
さらにいうと、交差点はとても事故の多い場所なので他のところ以上に慎重になり、
速度を控えて運転する必要があるのではないでしょうか。
以上のように交通事故の統計のデータから、安全運転のヒントを見つけることができます。
交通事故の多いこの時期、交差点の付近では速度を控えて慎重に運転するようにしてください。
詳しく知りたい方はお気軽に声をかけてください。