こんにちは。
交通事故外傷担当の藤田です。
今日は雨で視界の悪くなった時の対処法をお話したいと思います。
まずはワイパーです。
経験したことがある方ならご存知だと思いますが、
古くなってしまったワイパーは全く役にたたなくなることがあります。
ワイパーブレードはゴムでできているため古くなってしまえば弾力を失い
ブレードの端の部分からちぎれてしまいます。
そうなってしまえば雨粒を拭く機能を果たさなくなってしまいます。
そのような状態で雨の中を運転するのは非常に危険です。
ワイパーゴムは定期的に交換して雨の日の視界を確保しておいてください。
車間距離も大切だと思います。
前の車との距離が近いと、前の車の車体がドライバーの視界をふさいでしまい
その先の状況が分からなくなってしまいますし
前の車がまきあげる水しぶきによってさらに視界が奪われてしまいます。
それに前の車が急に止まった時に対処が間にあわなくなってしまうことがあります。
車間距離をいつもより余分にとっておくほうがいいですね。
危険な状況に気づくのに遅れてしまうことがあるため
スピードを控えめに運転することも有効です。
スピードを抑えることで危険に気づくまでの時間的な余裕と
ブレーキをかけてから停まるまでの空間的な余裕が生まれます。
ライトの活用も有効ですね。
危険の発見も若干しやすくなりますし、なにより他の車からも発見されやすくなります。
雨の強いときは昼間でもヘッドライトをつけましょう。
それに、自分が歩行者や自転車など「小さい」ときは必須だと思います。
自ら光を出すことで他の交通に対して自分の存在をアピールしておくことで
見落とされるリスクは減少します。
加えて服装の色も工夫するといいと思います。
暗い色では周りの風景になじんでしまって見落とされる原因になります。
逆に明るく鮮やかな色を選ぶことで他の車に気づかれやすくしてください。
黄色、オレンジ、赤などの目立つ色を選ぶといいと思います。
霧の時の運転で注意することは、ヘッドライトをハイビームにすると霧に反射してまぶしくなってしまうので
ロービームで運転することです。
道路の形もわかりにくくなるので
ガードレールやセンターラインの形をよく見て速度を落として運転することです。
注意しなければいけないことがたくさんあって運転するには苦労する季節ですけど
事故の多い季節でもあるので注意して乗りきってください。