9月12日に四ツ谷接骨院で、指導者・ご両親・医療職の3者で以下の質問に対して
意見を出し合いました。
①病院を選ぶ基準は?(医療者→保護者)
・チームの親からの口コミ
・近くて通いやすい
・スポーツ選手を多く見てきた治療院、接骨院
・医療システムがわからないので選び方がわからない
・症状が出た時のファーストチョイスがわからないので選び方がわからない
・画像、レントゲンが撮れるところ
・白衣の人に本音が言えない
②家での投球について(保護者→指導者)
・絶対に投球は禁止 →きちんとしたアップ、ケアができないため
・シャドーピッチングを推奨
・遊びの中で任せる
③病院の受診のタイミングについて(保護者→医療者)
・痛みがなくても肘の屈伸制限が出たら →可動域に左右差が出た場合も
・日常生活に制限が出たら
・現場で指導者が違和感に気づいたら
・投球時痛が出たらそもそも肘が痛くなった場合に
骨折の可能性があるという事実を知っている医療者はどれくらいいるのか?
肘会総括
①医療者→保護者
医療業界のシステムが良く分からないため
そもそも何を基準にして病院を選んだら良いかが
分からないという意見が多かった。
これを解決するためにはトレーナーが患者様の病院選びを
サポートする必要があると思いました。
痛みが出た時、予防を考えた時にはじめに相談できる窓口があることによって
親御さん達も迷わず、選手にとってもスムーズに
診断・治療が受けられるのではないかと考えます。
②保護者→指導者
家での投球練習は子供達だけではきちんとしたアップやダウンが
できないためあまり良くないとの意見が多く出ました。
家で投球練習をする時は少年野球の場合は保護者の方がつき、
アップやダウンを徹底して行ってから投球することが大事だと思います。
③保護者→医療者
痛みが出てからなのはもちろんのことセルフチェックにて肘の可動域制限や左右差、
日常生活での制限が出てきた場合も受診のタイミングとしては良いと思います。
少年野球では肘に痛みが出た際に剥離骨折している可能性も考えられますので
医療者だけでなく現場の方々にもそのことを理解していただくことも大事なことだと思います。
今後、医療側での病院受診マニュアル作成や
医療者・両親・指導者全体で野球肘に対する正しい認知(セミナーや講習会)
が急務かと思われます。
この活動を通して、少しずつではありますが
少年野球選手の身体(肩肘)を守るシステムが出来ていくことと信じております。
ご興味のある方は誰でも参加できる活動となっておりますので
ご賛同いただける方は、是非ともお問い合わせください。