こんにちは。
四ッ谷治療院 高橋です。
佐奈川の桜がとてもきれいに満開を迎えています。
日曜日の診療後にすぐそばの土手に向かい、写真を撮ってお花見気分でした。
では、本日は前回の続きとして『思春期の生理痛の原因』について
お話させていただきたいと思います。
(前回の内容:http://yotsuya89.com/archives/5297)
(4)血行不良
そのままですが、血行(=血液の流れ)が悪くなっている状態のことです。
血管は身体の隅々に張り巡らせれていて、血液が通い、各部に必要な栄養を送っています。
その大事な血液の通り道に何らかの障害が起こってしまっていたら、
各臓器もダメージを受けてしまいます。
とくに女性は、血行不良による身体のトラブルが多くみられているのが現状です。
(5)冷え、緊張・ストレス
これらは(4)ととても関係が深いものです。
①冷え
血行不良は冷え性を引き起こす原因にもなります。
人の身体が体温を維持できるのは、基礎代謝によって温められた血液が全身を巡っているためであり、
血行不良になると、身体中に行き渡る前に血液が冷えてしまうのです。
そのため、体温調節ができず冷え性となってしまうかもしれません。
②緊張・ストレス
血行不良はストレスによって引き起こされることがあります。
ストレスによって自律神経が乱れてしまい、血液の循環調整がうまく機能しなくなります。
さらに、ストレスを感じると、血管を収縮させる働きのあるストレスホルモンが大量に分泌。
血管が狭くなることで血液が流れにくくなり、血行不良になると考えられます。
(6)PMS:月経前症候群
月経の1~2週間ほど前から経験する、様々な症状のことです。
症状は月経の前から始まり、月経が来ると落ち着いてきます。
これは、月経サイクルによって変化するホルモンに関係しています。
今日ご紹介した3つのことすべてが、繋がっているのではないかなと
わたしは思っています。
痛みがあったり、症状が辛くても我慢している子、
なかなか婦人科を受診することに抵抗がある親御さんや学生が多いです。
それが当たり前ではないということ、まずは知っていただきたいなと思います。