おはようございます。
院長の藤本です。
当院では開院して以来
野球選手の肩肘の痛みの対応について
日々研鑽に励んでおります。
私が接骨院を開院した6年前・・・
少年野球チームに目をやると
肩や肘の痛みで練習や試合を休む選手が
多数いたことを思い出します。
今では、選手のセルフケア、指導者やご両親の配慮もあり
以前よりも減少していると感じております。
それでも尚、まだまだ痛みに苦しむ選手や
肩肘に不安を抱えながら野球をしている少年たちが
大勢いるのは確かです。
当院では、今年度から
痛みの出ていない選手対象の肩肘の検診・メディカルチェックを
本格的に活動を開始しております。
4月と5月で約100名の少年野球選手の身体を診させていただき
接骨院内で治療だけしていても気づけないような
非常に興味深く、驚く結果がわかってきました。
以下にブログで書ける範囲のみ書かせていただきます。
自覚症状がない・・・
接骨院で野球肩・野球肘の対応をしていると
「なんでこんなにひどくなるまで、何も言わなかったの???」
と選手を責めるような発言が出てしまうほど
明らかに肘の曲がりが悪かったり、患部を軽く押さえるだけで
強い痛みを訴える選手が多数います。
ご両親も自分の子どもの状態に驚愕し
「えっ?そんな痛かったらなんで早く言わないの???」
と言った会話が日常茶飯事です。
今回検診・メディカルチェックをした
自覚症状のない野球選手100名のうち
約4人に1人が患部の圧痛(圧迫して痛い)や
関節の制限が出ていました。
今回は、小学2年生から6年生全ての学年を対象に
行いましたが、これを試合の多い5・6年生限定にすると
約半数が何かしらの正常ではない状態になっていることになります。
(※正常ではないですが、異常とも言えない場合もあります)
周知の通りではありますが
少年野球選手の肩肘の痛みは
骨から出る痛みが多いのが事実!!
いわゆる剥離骨折や骨端線損傷・・・
なぜ自覚症状がないのか???
明日のブログでご説明させていただきます。
PS 来週の水曜日には
「野球肘を考える会」を開催させていただきます。
申し込みはこちら↓
会の中では、
検診やメディカルチェックでわかった事実
東三河での野球事情(小学から高校まで)
野球肘の対処方法など
を提示させていただき、医療者・ご両親・指導者の3者で
子どもたちのためにより良い環境作りを考えていきます。
ご興味のある方は是非ともご参加くださいますよう
宜しくお願い致します。