こんにちは。
四ツ谷治療院 高橋です。
早いもので8月も残り少なくなっています。
実は先日、暑い日の体育館に滞在後に軽い熱中症に苦しみました…。
まだまだ暑い日が続いておりますので
熱中症には十分にご注意くださいね。
本日のテーマは、 ”生理痛 ~痛みの原因と有効な対処法について~” です☆
一言でいうと、生理痛は子宮収縮の痛みです。
女性の体内では、生理周期に合わせて
「プロスタグランジン」というホルモンが分泌されています。
このプロスタグランジンは、子宮内膜から分泌して子宮収縮を促し、
経血をスムーズに体外に出すというとても重要な役割を
果たしてくれているホルモンです。
しかし、このプロスタグランジンの少し厄介なところが・・・
人間の痛みを感じる閾値を下げて、痛みを感じやすくさせる作用と
炎症を引き起こす作用があること。
生理前に、プロスタグランジンの分泌量が増えるわけですが、過剰分泌すると
頭痛や腰痛、全身のダルさ、吐き気などと生理痛が悪化するのです。
でもここで一つ!!
逆を考えれば、このプロスタグランジンが生成されなければ痛みは抑えられる!!
そこでプロスタグランジンの発生を抑える役割をしてくれるのが
皆さんが使用する生理痛薬(痛み止め)です。
でも、大量に発生してしまってからでは
痛みを十分に抑えることができません。
薬を飲むときに我慢していませんか?
「少しの痛みなら大丈夫なうちは耐えよう」
「もっと痛くなってたら使おう」と思ってはいませんか?
”前もって薬をのんでおこう”とどれくらいの人が行っているでしょうか。
ちなみにわたしは、前者でした…。汗
というわけで、生理痛薬を飲むにはタイミングが大切になります。
生理痛薬は鎮痛剤なので麻酔とは違います。
生理になって少し痛くなった時に飲む。
というタイミングが効果的でしょう。
早めに飲んでしまっても、痛みを感じる前に薬の効果が切れてしまう可能性もあり
追加で飲まなければいけなくなります。
ただし、生理痛の原因は子宮収縮の痛みだけではありませんので
生理痛薬が効かないこともあることをお忘れなく。
ただ、最近では10代のうちから薬を飲んでいる子が増えています。
その先約30~40年も飲み続けますか?
生理痛は生活・体質を改善するだけで痛み止めが必要なくなってしまうこともあります。
◎身体を温める
身体が冷えて血流が悪くなると子宮収縮しにくくなるので、腰や下腹部を温め子宮や骨盤内の血液の流れを良くします。
◎食生活を改善する
冷たい飲み物や身体を冷やす食べ物をとり過ぎないようにしましょう。栄養不足は身体の冷えも引き起こします。
◎適度な運動をする
ストレッチやエクササイズなどによって子宮や骨盤内の血流を良くします。
◎十分な睡眠をとる
良質な睡眠をとることにより睡眠中に生成される女性ホルモン、自律神経のバランスが整います。
女性ホルモンのバランスが崩れると生理痛の症状を悪化させてしまいます。
◎ストレスをとる
生理に対する痛みや恐怖によりストレスを感じ身体が緊張して血流が悪くなったり
自律神経が乱れ頭痛や胃痛の原因になります。
四ツ谷治療院では、生理痛に対する質問や相談、
一人ひとりに合わせた体質改善方法を提供し、行っております。
痛み止めに頼る生活から抜けていきませんか?