こんにちは。

交通事故外傷担当の藤田です。

 

雨の日の運転でとても危ないのが「ハイドロプレーニング現象」と呼ばれるものです。

 

雨が降っていると、路面の上には水が膜のようになって広がっています。

その上をタイヤが転がって走っています。

 

つまり、路面とタイヤの間に水の膜が挟まれていきます。

そうなってしまえば路面とタイヤが水の膜で離されてしまい、車はコントロールを失ってしまいます。

 

そうならないようにタイヤには溝が掘ってあります。

溝によってできた隙間の部分に水が入り込むことで路面とタイヤが密着できるわけです。

 

でも、溝の中に入る水の量よりも路面とタイヤの間に入り込もうとする水の量が多くなってしまうと

その間に水が残ってしまいます。

それがハイドロプレーニング現象なのです。

 

先ほどもお話ししましたが、ハイドロプレーニング現象になってしまうと路面とタイヤが離されてしまいます。

車はタイヤが路面と触れていることでコントロールできているわけですから

離されてしまえばコントロールはできなくなります。

 

アクセルを踏んでも加速しません、ブレーキを踏んでも停まれません、ハンドルを切っても曲がれません。

簡単に言うと「何もできなくなる」のがハイドロプレーニング現象です。

ドライバーによる操作がすべて無駄になります。

 

その結果がどうなるかは想像がつきますよね。

重大事故につながります。

重要なのはハイドロプレーニング現象を起こさないことです。

 

・溝の浅くなった古いタイヤを使用しない。

・走るスピードを抑える。

・強い雨の時は運転を控える。

 

 

 

以上のことを心がけてください。